
こんにちは!K出と申しますオセラーの方は僕のことなんて知らないと思いますが……みたいな出だしで毎回書くのもどうかと思うくらいまったくオセロやってません。
名人戦以来オセロ打ってないのでオセラー名乗るのも憚られるレベルなんですが、今年もオセラーと登山だけはしてきました。今回は2年ぶり3回目の富士山登頂!何度登っても富士山は最高です。今回のメンバーは…。

だいす五段。何をやらせてもそこそこレベルまでいく器用な大学生。今回初の登山。「おれ山舐めてないっす!いけるっす!」が口癖の明らかに山を舐めてる男。一流大学に合格し人生順風満帆かと思いきや、大事にしていた彼女と別れたという完全メシウマ状態。「彼女と富士山行こうって話してたんすよー!」と山頂で叫んでたクソざまぁwww

じゃんぷ九段。過去の富士山登頂成績は×○×の1勝2敗。新オセロ方式だったら完全終戦レベル。
しかし今回のじゃんぷは一味違う。事前に「登れない自分が想像できない…」とフラグびんびん立ててくる。どっかのスポーツジムの受付だか何だかのバイトしてるらしく、他人の筋トレを見てるだけで自分の身体も仕上がっていると自覚。プラシーボ効果ってすごい。

K出。気づいたら36歳になっており、もう絵面的にインターネット上に顔を晒すのがきつくなってきた。
今回はくらという強力かついい加減なリーダーが不在のため渋々リーダー的役割に。富士山から帰還後急遽その日夕方に出社を余儀無くされるという思わぬ社畜っぷりを発揮。でも28時間くらい起きてたので本当吐くかと思った。山頂では吐かないけど渋谷駅では吐く男、みたいな称号つかなくてよかった。

クルマで富士北麓駐車場に向かう我々。じゃんぷは免許持ってるけどウチのクルマが35歳未満保険未対応なので運転できず。だいすもまだ免許とってないみたいなので運転は僕一人。事前に2人にLINEで「酒飲んだら殺す」と脅迫。飲まなかったお前らえらいぞ。

行きの御殿場SA休憩時という序盤の局面でさっそく白いシャツにカレーをこぼすという大敗着を打つじゃんぷ。
やはり車内や休憩時のトークがこういった旅の楽しみの一つである。だいすはそういう時の会話の機微をなかなかわかっており将来有望。御殿場SAでの会話。
K出「今年の世界戦、岡本くんと末国くんという最強コンビだよなあ」
だいす「そうですね!」
K出「もうすぐ王座戦。三人目の椅子は誰になるかな…」
だいす「難しいっすね!」
K出「じゃんぷは誰になると思う?」
だいす「あーそれ聞きたいす!じゃんぷさん予想どうすか??リバーさんですか?それともますたーさんですか??」
僕のヒドい問いかけにガンガン乗ってくるだいす。こいつわかってるなー。こんな質問に困るじゃんぷさん

「お…おれでしょ!」
とかなり自信無さげに今でしょ風に返してきてピクリとも笑えないし、「王座狙ってますよ!」と言いながら「定石は使いまわせばいいんだよ」みたいなことをだいすに言い切ってたので王座戦でもたぶん安パイです。

富士北麓駐車場から五号目まで向かうバスの中。元世界チャンプはこの表情。「今回はK出さんのこと置いていきますからね!」と意気揚々。頑張れ。

出発前から疲労がピークの原色おじさん。

富士スバルライン五号目に到着。完全に調子こいてる若者たち。

三人で記念撮影。ちなみに富士スバルライン五号目にお店にJINSまであってもう何でもあります状態。サングラス忘れても安心!
というわけで21時、出発!

六合目。吉田ルートはここまで緩やかな下りが続くこともあり余裕。二人とも楽勝感出てる。
夜間登山は当然だが星が猛烈に美しい。だいす圧倒的に興奮し「あー星すげえ!登山最高す!!おもしろいー」と言い続けてこいつ何か変なもんキメてんのかなって感じになってる。山は人を狂わせる。

これは7合目あたりかな。LINEグループで共有してる写真アルバム見てるとだいすのこんな写真ばっかりある。

毎年七合目あたりから一気に遅れ始めるじゃんぷもこの余裕。「まじK出さんヤバイんじゃないですか!!老人ですか!」と煽ってきやがる。

僕は登山中によく全然知らない人に話しかけるのが趣味なんですが、こちらはスペイン人のAnaさん。一人で富士山に登ってる謎の女性。おれスペインのこと何も知らないしスペイン語はもちろん英語も話せないんだけどどうにかなるもんです。
こんな感じで八合目まではまあ写真とか撮る余裕もあったんですがいよいよこの先からしんどくなってきた御一行。だいすは元気一杯でガンガン先に登る。僕は例年より遅いペースで明らかに加齢を感じている。そしてじゃんぷは序盤こそ
じゃんぷ@jump1022
@marblen あざっす!今年はk出さんの先を行くくらい余裕だから大丈夫そうですわ~
2014/08/21 23:36:09
とTwitterで調子こくくらい飛ばしていたのにこの辺りからいよいよ黙り始める。
やはり富士山は日本最高峰である。九合目以降はほとんど自分との戦い。それはまるでオセラーが一人黙々の研究を続けるような…とか下手な比喩しようかと思ったけど全然違うしおれ研究とかしたことほとんど無いからわからない。
まあ何だかんだで2時過ぎにだいす、3時過ぎに僕とじゃんぷが無事山頂到着!!

じゃんぷの顔が死んでいる。そう、疲労と寒さと高山病で明らかにおかしくなり始めてるのだ。
だいすが左手に持ってるのは僕のコッヘル。お湯を沸かしてコーヒーいれたりラーメン作ったりする奴ですね。その場で火をつけてインスタントコーヒー淹れたわけですが、だいす「今年飲んだコーヒーの中で一番美味い…!」と感動。あとマルタイラーメンも作って食わせる。「次回はバーナーとコッヘル買います!!」とテンションあげあげのだいす。登山にハマっていく様子が手にとるようにわかります。

日の出まではまだ時間があるので山小屋で豚汁や牛丼を食べる。じゃんぷがギリギリ息してるようにしか見えない。

電波受信中。

ひとしきり休んだ後はいよいよ外へ。日の出前から既に息を飲む美しさ。

グロッキーなじゃんぷを介抱するだいす。とにかく寒い。多分気温2度くらいなうえ、風が猛烈に吹き付けて体感温度を下げ続けるのだ。僕の最後の防寒具エマージェンシーシートまでじゃんぷに貸して寒さを凌ぐ我々。俺たち何やってんだ。

そしていよいよ…

5時目前にご来光!!!美しい!

最高!

ご来光しても全く身体がぴくりとも動かないじゃんぷを無理やり起こして写真撮影。たぶん彼の記憶にご来光の景色は無い。

日が出た所で火口付近も見に。

じゃんぷの無理やり感。「今年はお鉢巡りするわー!」って言ってたのに…。

この絵面はやばい。じゃんぷが何か捕らえられたクリーチャーみたいだ。それくらい山は過酷なのだ。

オセロ盤と共に山頂で撮影。本当は今回こそ「日本一高い場所でオセロ打つ」「山頂ストリートオセロ」やろうと思ったんですが、余裕無さ過ぎてまたできなかった。次回こそ…!
というわけでじゃんぷの体力もやばいので、午前6時にさっさと下山。

恒例落合のバッティングフォーム。

ファイティングポーズだいす。そういえば最近身体動かしたいらしく、僕がやってるブラジリアン柔術に興味示していたので

下山後に寄った温泉で三角絞め教え込んでおきました。

じゃんぷさんはもう体力限界。「老人のリハビリ」みたいな歩き方で信じられないくらい時間をかけて下山。

見よこの笑顔。これ、僕とだいすを40分以上待たせてからの笑顔ですからね。どんだけ図太いんだ。ちなみにこの時間帯のじゃんぷのTweetが
じゃんぷ@jump1022
しにそう
2014/08/22 06:32:39
前掲の、登りの時とのTweetを比較すると実に味わい深いですね。

身体鍛え直してこい!!!
っつーわけでクソオセラー登山部は今回も富士山登頂に成功しました。じゃんぷはともかく、体力抜群のだいすが加入したので今度こそ本当に山中オセロ実施したいと思います。それではまた!